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2018.10.25

【マグロの漁獲方法と特徴を一挙説明】これでマグロ漁船にも乗れますね!

タロウ

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寿司や刺身の代表格として日本人に愛されているマグロ。そんなマグロですが、どのようにして水揚げされているかご存知ですか?

現在日本で行われているマグロの漁獲法は、主に「定置網漁」「巻き網漁」「延縄(はえなわ)漁」「一本釣り」の4種類があります。

今回は、その4つの漁獲法や特徴を解説していきますよ。

 

定置網漁

漁獲法

定置網は、マグロが回遊するある一定の時期に網を仕掛ける方法です。「待ちの漁」とも呼ばれ、先人の知恵を受け継ぐ昔ながらの伝統的な漁でもあります。

陸から30分~1時間沖へ向かって潮の流れを読みながら縦網を張っていきます。網に入ったマグロは箱網へと入り、一度箱網に入ってしまうと出られなくなります。箱網を引き揚げて漁獲します。

 

特徴

日本に流通しているクロマグロ(本マグロ)の多くは、定置網で漁獲されています。定置網で漁をするメリットは、魚事体を大きく傷つけることなく一度に多くの数を捕ることができる点です。

 

巻き網漁

漁獲法

巻き網は遠洋漁業の一つです。
まず、魚群探知機を用いてマグロの群れを見つけます。群れを見つけたら小型のボートを高速で走らせて網でマグロの群れを囲んでいきます。

 

特徴

巻き網は一度に大量のマグロを漁獲できるというメリットがありますが、デメリットもあります。

巻き網はマグロの群れを見つけると、群れ全体を網に巻き込んでしまうので、魚の表面に傷がついてしまうことが多いようです。そのため、巻き網で捕れたマグロの単価はあまりよくありません。

さらに幼魚までも巻き込んで水揚げされてしまうので、近年生態系への問題が懸念されている漁獲法になっています。

 

延縄(はえなわ)漁

漁獲法

延縄漁はマグロ漁獲法の主流ともいえる方法です。120トン以上は遠洋、120トン未満は近海、10トン未満は小型・・・と船の大きさによって分類されます。このうち日本では70%以上が遠洋で行われています。

針に餌をつけたものを縄にたくさんつけ、海中に吊るしてマグロを捕ります。

約50m間隔で釣り針をつけた枝縄(えだなわ)が幹縄(みきなわ)に取り付けられます。幹縄は300m~350mで1鉢と数え、一回の操業で約500鉢投縄(とうなわ:船から海中に縄を下ろしていく作業)します。一度に投網される縄の長さは150km~200kmで、針の本数は2,500~3,000本です。

投縄が完了するのに約5時間、それからマグロがかかるまで約5時間待ち、約12時間かけて揚縄(あげなわ:縄を船に引き上げる作業)となります。

引き揚げられたマグロは、エラやヒレ・内臓などを取り血抜きを行い船内で急速冷凍され、漁港に着くまで冷凍庫に保管されます。

 

特徴

マグロの延縄漁は日本では江戸時代に千葉県房総半島で始められたのが最初と言われています。日本発祥の伝統漁法で、世界へと広まっていきました。

延縄は比較的狙った魚だけを釣り上げることができるので、巻き網に比べると生態系に与えるダメージが少ない漁獲法です。

マグロの延縄漁は、主に太平洋やインド洋で操業されています。一度漁へ出かけると1年以上は返ってくることができないハードな作業なため、乗組員には外国人の姿も見られます。

 

一本釣り

漁獲法

マグロといえば「大間の一本釣り!」と答える人も多いくらい有名な漁獲法です。

小型船に乗りマグロが回遊する沖まで出て、釣竿で1本のマグロを釣り上げる方法です。

 

特徴

一本ずつ釣り上げるので手間のかかる作業になりますが、傷が少なく状態もいいため単価が良くなります。大型のマグロになると、船にたくさん載せきれずに何度か漁港を往復することになります。

 

どの漁獲法もそれぞれメリット・デメリットがある

日本で行われているマグロの漁法を4つご紹介しました。それぞれメリットやデメリットがあることが分かりましたね。水産資源の減少に歯止めをかけるべく、漁獲量の規制やマグロの幼魚がかからない網の開発なども行われています。

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