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2019.01.08

まぐろのカロリーってどのくらい?赤身や大トロなど、パターン別に紹介!

鮪人(まぐろびと)鮪人(まぐろびと)

マグロはお寿司やお刺身の中でも特に人気が高く、魚の中でも食べる機会が多いものではないでしょうか。

おいしいからたくさん食べたいけれど、そんなときに気になるのがカロリーですよね。

一般的なマグロの赤身(生)の平均的なカロリーは約109kcalです。

これは他の魚と比べると低い方で、十分ヘルシーであると言えます。

しかしマグロにはいろいろな種類があって、さらにその中でも大トロや中トロなどの部位にわかれています。

しかも料理の中でも使うとなると、ダイエットのためにカロリー計算をしようとしてもどうすればいいのか迷ってしまいますよね。

そこで本記事では、マグロの種類や部位ごとのカロリーと、マグロを使った代表的な料理のカロリーを紹介します。

赤身・大トロ・中トロなど、部位別のカロリーとは

ひとくちに「マグロ」と言っても、いろいろな種類があります。

ビンチョウマグロやキハダマグロといった名前を聞いたことがあるかもしれません。

それぞれ種類ごとに脂の乗りや味が違っているため、当然カロリーにも違いが出てきます。

基本的には、クロマグロなどの高級で脂が乗っているマグロほどカロリーは高いです。

さらにその中でも赤身・大トロ・中トロなどの部位ごとにもカロリーが異なります。

脂の乗りが違うのでこれも当たり前のことですよね。

それではそれぞれの詳細なカロリーを見ていきましょう。

全てのカロリーは100gあたりの数字で出しています。

赤身のカロリー

一般的に脂身の少ない赤身はマグロの中でもカロリーが低い部位です。

代表的な種類のマグロの赤身のカロリーをまとめてみました。

  • クロマグロ・・・125kcal
  • ビンチョウマグロ・・・117kcal
  • メバチマグロ・・・108kcal
  • キハダマグロ・・・106kcal
  • ミナミマグロ・・・93kcal

やはり最も高級で脂の乗ったクロマグロのカロリーだけダントツで高いですね。

しかしクロマグロは高級な料亭や寿司屋に並ぶことが多く、一般家庭に出回ることはほとんどありません。

なのであまり気にしなくても大丈夫です。

ここで少し他の赤身魚とのカロリーの比較を行なってみましょう。

  • サンマ・・・310kcal
  • ブリ・・・257kcal
  • イワシ・・・217kcal
  • サバ・・・202kcal
  • カツオ・・・165kcal
  • アジ・・・121kcal

こうして見るとマグロのカロリーの低さが際立っていますね。

マグロの赤身ならダイエット中にも安心して食べることができると言えます。

大トロのカロリー

次はマグロの中でも最も多く脂の乗った大トロのカロリーです。

  • クロマグロ・・・344kcal
  • ミナミマグロ・・・352kcal

なんと驚くべきことに、大トロになると赤身の3倍近くまでカロリーが跳ね上がります。

この数値は国産の霜降り和牛や豚のバラ肉と同じくらい高いものです。

値段も高価なため食べる機会は少ないと思いますが、カロリーを気にするなら気軽に食べれるものではありませんね。

また大トロは、クロマグロやミナミマグロなどといった脂身の多い種類からしか取れません。

やはりかなり限られた量しか取れない希少な部位と言えるでしょう。

中トロのカロリー

中トロは赤身と大トロの中間に位置する部位で、実際にカロリーも167kcalと、赤身と大トロの真ん中あたりに位置しています。

しかし実は、大トロと中トロを区別する明確な決まりは存在しません。

強いて言うなら中トロは、赤身と脂身(大トロ)の両方が混ざった部位ということになります。

なのでひとくちに中トロと言っても、お店やタイミングによって含まれる脂身のバランスは大きく変わってくることがあります。

カロリーが気になるときは、赤身より多く大トロより少ないとだけ覚えておくようにしましょう。

また、大トロと中トロをわけるはっきりとした決まりがないため、寿司屋や鮮魚店で「大トロ」という名前で「中トロ」が販売されることもあるそうです。

こうした知識をしっかり持っておけば勘違いすることなくおいしいマグロを楽しむことができます。

調理時のカロリーとは?

ここまでマグロを生で食べたときのカロリーを見てきました。

もちろんマグロはお刺身で食べるのもおいしいですが、もっといろんな調理方法で食べたくなることもありますよね。

煮る・焼く・炒める・蒸す・揚げる・茹でる・和えるなど、いろいろな調理方法があります。

また、それぞれの調理方法によって味だけでなくカロリーも大きく変動します。

そこでここではマグロを使った代表的な料理とそのカロリーを紹介します。

ここからは100gあたりではなく、一人前分のカロリーを表示していきます。

寿司の場合

お寿司は最もマグロを食べることの多い料理のひとつではないでしょうか。

基本的にはネタとして乗っているマグロの種類や部位、そして大きさによってカロリーは変わってきます。

さらにそこにシャリとしてのご飯の分のカロリーが加わってきます。

なのでここでは一般的な基準値を紹介しますね。

以下は1貫あたりのカロリーです。

  • 赤身・・・46~51kcal
  • 大トロ・・・84~85kcal

回転寿司やスーパーのマグロならもう少し低く、高級な寿司屋ならもう少し高いと考えてください。

マグロのステーキの場合

それではマグロを焼いてステーキにした場合はどうでしょうか。

マグロのステーキのカロリーは一般的な基準値で、100gあたり162kcalです。

やはり生で食べるときと比べるとカロリーは増えてしまいますね。

それでも牛肉のステーキ(211kcal/100g)などと比べると少ない方なので、ダイエット中にどうしてもがっつりステーキが食べたくなったらマグロのステーキがおすすめです。

醤油や大根おろしをソースに使って和風味に仕上げるとよりカロリーを抑えることができますよ。

マグロの煮付けの場合

魚料理の定番、煮付けもマグロを使っておいしく仕上げることができます。

マグロの煮付けのカロリーは一般的な基準値で、100gあたり134kcalです。

煮付けのカロリーはそこまで高くありませんが、煮汁に砂糖を多く使うのでダイエット中のメニューには少し不向きですね。

煮付けにするとほんの数日ですが冷蔵保存が効くようになるので、お刺身用で買ってきたマグロが残ってしまったときに作れば無駄がなくてちょうどいいかもしれません。

まとめ

今回は少し複雑なマグロのカロリーについて説明しました。

マグロの赤身はその他の赤身魚と比べてもカロリーがかなり低く、ダイエット中にも安心して食べることのできる食材です。

しかしそれが大トロなどの脂身になると途端にカロリーが跳ね上がるので、同じマグロとは言え油断はできません。

生で食べるのが最もカロリーが低く抑えられる食べ方ですが、味や食感の違いを楽しみたいときはいろいろな調理方法にチャレンジしてみましょう。

マグロは種類や部位、調理方法によってもカロリーが異なるので、スーパーで食材として買うときや飲食店で注文するときにはどのマグロのどこの部位なのかを気をつけるようにしてみてくださいね。