マグロはどうやって解体するの?解体工程をみてみよう!
2018.10.16
> コラム> マグロ解体ショーでしか食べられない!?マグロの希少部位をご紹介!
2018.09.29
タロウ
一般的にマグロでもっとも食されている部位は赤身や中トロですよね。マグロには赤身・中トロ以外にもさまざまな部位がありますが、スーパーなどに並ぶことは滅多にありません。
マグロには1尾からほんの少ししかとることができない希少部位があるのですが、どうすれば食べることができるのでしょう?マグロの美味しい希少部位も併せてご紹介します。
スーパーや回転寿司店などに流通しているマグロは、すでに解体を終えブロック~サクの状態になっています。そのため、マグロの希少部位は取り除かれてしまっているということになりますね。
では、どうすればマグロの希少部位に出会うことができるのでしょうか?
答えは「マグロの解体ショー」に行くことです。
マグロ解体ショーとは、マグロ1尾をお客様の目の前で各部位の解説などを行いながら解体していくショーのことです。1尾あたりの解体にかかる時間は45分~1時間ほど。
大きなマグロをダイナミックに解体していく工程は迫力がありますし、見ている方も目が釘付けになること間違いなしです。
解体されたマグロは、その場で食べることができたり、サクや刺身として販売されたりします。
解体ショーのなかでは、マグロにまつわるクイズが行われて正解した方や、ジャンケンで勝ち残った方に希少部位を使った寿司や丼をプレゼントするという企画があることも。希少部位を無料で食べられるなんて夢のような企画ですね。(※すべてのマグロ解体ショーでプレゼントがあるわけではありません)
出張でマグロ解体ショーを行うサービスもあり、結婚式や住宅展示場、パチンコ店、ケータリングなどのイベント時に行っています。
そのほか、スーパー内の鮮魚コーナーでも週末などに行われたり、回転寿司店でも「マグロ祭」と称して行われたりします。
それではマグロ1尾を仕入れないと食べることができない、希少部位はどこなのでしょうか?部位の特徴や味わいをご紹介します。
マグロの部位の中でも人気の「大トロ」は、腹のなかでも脂が多くのっているところです。霜降り状の脂が美しく、口の中に入れるとすぐにとろけてしまいます。マグロの部位の中で、もっとも高級といわれている部位です。
解体ショーのなかでは、大トロと中トロ、そして赤身の食べ比べができる場合もあるので、もしチャンスがあれば味の違いを堪能してみてくださいね。
かまトロは、マグロの「かま」つまり「エラ」の後ろについている肉で特に脂がのっているところを指します。1尾から2本しかとることができません。
寿司店で食べると1貫数千円するといわれる、マグロでは大トロと並ぶ高価な部位です。大トロほどの脂はなく、赤身の旨みも味わえます。スジが無いので非常に食べやすいです。
「大トロよりも美味しい!」と言う人もいるくらい人気の部位です。
マグロの頭部分についている肉を「脳天」または「ハチノミ」「頭肉」「つのトロ」と呼びます。マグロの頭1つから2本しかとることができません。
中トロや大トロのように脂がのっていますが、しつこくないため、さっぱりといただくことができます。
こちらも通の間では「大トロよりも美味しい」と言われるほどです。
その名の通り、マグロの頬についている肉で、こちらも1尾から2つしかとれません。
ステーキにすることで、まるでお肉を食べているかのような食感を楽しむことができます。
マグロの目玉も1尾から2つしかとれない希少部位です。一見グロテスクですが、目玉にはコラーゲンやDHAがたっぷり含まれていて煮付けにすると絶品な味わいになります。
食べるのに勇気がいるかもしれませんが、プルプル・トロトロの食感をぜひ味わってみてください。
マグロを解体する際に骨が残りますね。その骨の周りについている肉を「中落ち」と呼びます。プリプリした食感、コクのあるねっとりした食感などを楽しむことができます。
解体ショーのなかでは、実際に参加者にスプーンを使って骨から身をかき出してもらうパフォーマンスを行う場合もあるようです。
マグロの解体ショーを間近で見られるチャンスは滅多にないと思いますが、もしチャンスがあればぜひ参加してみてください。
目の前で解体されていく様子を見るのはワクワクしますし、その後ジャンケンなどで希少部位を食べられるかもしれませんよ?普段食べることができないマグロの希少部位をゲットできる、またとない機会です。ぜひマグロの希少部位の美味しさを味わってみてくださいね。