兵庫県加古川市 年末の仕事納めも大変喜ばれました!【社内行事編】
2014.12.27
> 解体ショー事例> 食ったことある?「本物のマグロお見せしますよ」
2018.06.25
タロウ
「マグロの解体ショー」
皆さんは見たことありますか?
テレビではたまに耳にするのに一回も見たことなくないですか?
っていうか、「マグロの解体ショーって意味あるんでしょうか?」
だって寿司屋で食べればいいじゃん!マグロ持ち込まれたら生臭くねぇ??
そんなことを飲みの席で呟いたら、たまたま同席者に鮪の解体ショーの関係者がいて「鮪の解体ショーに無料で招待しますので、是非いらっしゃってください。」と言われました。
そんなこと言われたって、「こちとら味バカなのでグルメレポはできませんよ」と伝えると、「ありのままを書いてくださって結構です。不味かったら不味いと書いてください」と自信満々の言葉が。
そこまで言うならワイもライターの端くれや!
ありのままのことを神聖なるジャーナリズムで書いたろうやないかい!!!
ということで、、、
今日はそんな「聞いたことはあるけど実際に見たことはないマグロの解体ショー」をご紹介して行きたいと思います。
「本当の鮪お見せしますよ」
そう言われて連れてこられたのは、大阪のスポーツバー
市場とかで解体するのかと思っていたのでいきなり度肝を抜かれてしまいました。
というのも、鮪人さんでは出張で「マグロの解体ショー」を行なっているため、基本的にはどこでもマグロの解体を行なってくれます。
意外と
などで利用される方が多いそうです
そして、マグロの解体ショーが始まります。
クソデカわろた。
ちょっとわかりづらいんですけどこのマグロ100キロあります。
100キロってwww
人間でさえなかなか100キロに到達しませんからね。100キロをうまく例える方法はないものかと思ったら、オカダカズチカさんがだいたいそれくらいでした。ちなみに大相撲でも調べたら舞の海が100キロぐらいでした。
それくらい規格外にでかいってこと。
ちなみにマグロの値段を聞いたら「100万では買えない」と言っていました。
マグロの解体は大将が一人で進めて行くのかと思いきやさすが解体ショーのプロ。
参加しているお客もマグロの解体をすることができます。
マグロどころか魚すら解体したことがありませんからね。こっちは。
それがいきなり100キロのマグロを解体させてもらえるとか
テンション爆上がりですわ。
ちなみにマグロの頭を持って
マグロ人間 というボケもかますことができます。
インスタ6イイね待った無し!
追記:
https://www.instagram.com/p/BglEMh4FOzV/?utm_source=ig_embed
6いいねとか言ってたけど、
一緒に参加してた子がこのイベントの写真あげて438イイねつけてて笑いました。
一通りマグロで盛り上がった後、本格的に大将の解体が始まっていきます。
盛り上げどころが終わったから一気に作業が加速。すごいスピードでマグロがバラバラになっていきます。
このカマの部分は「カマトロ」といい、お寿司にすると1匹のマグロからわずか2貫くらいしか取れないそうです。
そして、時間にして10分ほどでしょうか。
やっとお寿司屋さんで見るようなサイズになりました。
そして、、、そしてやっと、、、
いやったー!!!大トロだー!!!
脂が乗って、マグロがとろんトロンですわ。
これをお寿司にすると一貫あたり2000円するとかしないとか。
2000円てなんだよ。吉野家でどんなに豪遊したって1000円ぐらいなのに、一貫で2000円て。
当たり前ですが、解体したマグロは食べることができます。
その際に寿司にしたり刺身にしたりという、盛り付け?調理?まで大将が行ってくれます。
味に関しては、、、
間違いなく人生で一番美味しかったです。(寿司ざんまいよりイイお寿司屋さん行ったことないけど)
美味しい食べ物のたとえとして、口の中で溶けるっていう表現がありますが、マジでそれ。
毎食このマグロなら歯要りません。全部抜いても大丈夫。
人類がこのマグロしか食べなくなったら、1000年後の人類は歯がなくなっているでしょうね。
マグロはお寿司以外の食べ方もできます。
言えば言っただけ大量に乗っけてくれます。
贅沢すぎて痛風待った無し!
中トロや大トロを炙って塩で。
『炙って塩で』ってパワーワード過ぎません?
そんな、マグロの解体ショーをしてる大将にインタビューをしてみました。
いつ頃から解体ショーを始めたんですか?解体ショーってあんまりビジネスとして着目しないような気がします。
「そうやねぇ。
ボク、人喜ばすのが好きだったからかなぁ。
もともと解体ショーとかはやってなかったんやけど、取引先の仲のいいスーパーに「解体やってくれない?」って依頼があったからやったんよ。」
初めからやってたわけじゃなくて、お客さんの要望から始まったんですね!
「そうそう。
依頼が来たからには、本気でやらなあかんやん?だから、旗作って〜、ロゴ作って〜、ボクなりに本気でやってみたんやけど、これが評判良かったねん。(笑)
ただ、本格的な事業として始めたきっかけは当時の友人、今はうちのディレクターもやってくれてるナベ。
デザインやらWebやらまるごとパッケージにしてくれて。
そこからはいろいろとお問い合わせを頂くようになったかな。」
美味しいですもんね(笑)お客さんはいつから来るようになったんですか?
「まあ、うちのマグロは美味しいからな〜!すぐにお客さんは来るようになったよ。
そもそも集客とかにはすごく相性が良くて、例えば、結婚式とか会社のイベントとかに使われるから、そもそも客が来る前提の場所に呼ばれるっていうのもあるけどな。
客も嬉しいやろ。シャンパンタワーとか、芸人のギャグより、食べれる美味しいマグロの方がよくない?(笑)」
そうですね。美味しいマグロの方がいいですね(笑)
今は年間どれくらい解体ショーを開催しているんですか?
「月2回ぐらいだから年20回ちょいくらいやね。
ちなみに僕のオススメは冬!寒い時期のマグロは脂が乗って最高やね。」
それだけやっていれば何か失敗したこととかあるんじゃないですか?
「うーん、、、特にないかな(笑)
強いて言えば、忘れ物したくらい」
どんな忘れ物ですか?
「包丁忘れた、シャリ忘れた。とか。
出刃包丁がバーンと折れたっていうのもあるよ(笑)」
いやそれ普通にやばいでしょ(笑)包丁折れた時どうしたんですか?
「あの時は結局ネタ切りの小さい包丁でやったよ!
大変やった(笑)」
依頼していただいたお客様からはどのような感想をもらいますか?
「とてもいいよ!
マグロの解体をするから希少部位も食べれるし、食べてもらったときが一番喜んでくれるね。あとは、最近は写真撮れるのが喜ばれるみたい。マグロの頭持って写真撮るのは喜んでくれるよね。「SNS映えするね」って。
うちらは卸やから、直接お客さんと会われへんやん?だからお客さんが美味しいっていってくれる生の声が嬉しくて。わざわざ言いにきてくれるのが嬉しいよ。」
マグロで残った部分はどうされるんですか?
「中落ちとったり、残った部分は全部くれてくる(あげてる)よ。それ以外はアラやから、捨てます。」
大将おすすめのマグロはどこ産ですか?
「長崎県産だね。水がきれいだし。もちろん味も美味しい。長崎って生け簀がいっぱいあるからいろんなところチョイスできるわ。
値段もそれなりやし。」
鮪人さんってすごく安く解体ショーをされてますが、どうやって利益出しているんですか?
「あんまり言いたくないけど、、、うちは薄利やね。(笑)
産地から直接仕入れてる。だから他の解体ショーの業者とはちょっと違うかな。
普通は荷主が買って市場の仲卸が買って、って2回間に入ってるから、やっぱりコストかかってるよね。
うちは直でやっちゃってるから、仕入れも安い、人的コストもかかってない。
そりゃ安いよねって言う話。
大阪でめちゃくちゃ安くやってるところがあるけど、旗もないし、ロゴもないし、ショーになってないよ。ただマグロを解体してるだけ。
“解体ショー”を日本一安くやってるのはうちだね。」
素晴らしい自信ですね。今後の目標などあれば教えてください
「『ワールドワイド』
ボクは世界でこのビジネスをやりたいんだよね。今、日本の寿司はブームだからすごくニーズがある。だから今なら世界で戦えるコンテンツを作れるんじゃないかって思うんだよね。
どうせなら大きく世界で戦っていたい。男なら大きな舞台に憧れるでしょ?
うちの大きなマグロで世界を驚かせたいね(笑)」
確かに世界で戦えるサイズですもんね(笑)
今日はありがとうございました。
「ありがとう!また、食べに来てね!」
マグロの解体ショーに参加するまでは、「所詮ショーで出てくるマグロなんて味は二の次でしょ?」って思っていたんですが、
めちゃめちゃ旨かった、、、
元を取らねば!と思って必死に食べてしまいました。
参加された方もこれでもかというぐらいいっぱい食べていて、イベントの雰囲気もとても素晴らしかったです。
お客さんがただ見ているだけじゃなくて、解体に参加できる点などもショーとしてよく考えられているな、、、と感心させられてしまいました。
イベントを盛り上げるマグロ解体ショー。
「イベントであとひとつ盛り上げるコンテンツが欲しいなぁ」という方はマグロの解体ショーを頼んでみるのも面白いかもしれません!
食べ過ぎ飲み過ぎで潰れた。。。